2. メーター本体の機能 | |
1. 自動設定機能 | |
1-1. 合計増加流量遮断 | |
1-2. 使用時間遮断 | |
1-3. 遮断されるまでの目安 | |
2. 復帰安全確認中漏洩遮断 | |
3. 感震器作動遮断 | |
4. 電池電圧低下遮断 | |
5. 流量式微少漏洩警告 | |
6. 流量表示 | |
7. 圧力低下遮断 | |
8. 漏洩検査 | |
9. 遮断異常警告 | |
10. ガス漏れ警報機作動遮断 |
2-1. 自動設定機能 TOP |
自動設定機能とは、消費者宅のガスの使用に異常があった場合、合計・増加流量遮断や使用時間遮断機能が働きガスを遮断しますが、その遮断する目安となるガスの流量値や制限時間をメータが自動的に設定する機能です。 無段階自動設定機能について 無段階自動設定機能とは、定められた下限値、上限値の間で無段階に、各消費者宅のガス消費パターンに合わせて遮断設定値を自動的に設定する機能です。 学習機能 注記 ●マイコンメータSは、消費者宅のガス消費パターンを自動的に学習する機能があります。 ●14日間の学習期間で、各消費者宅に合った遮断設定値(合計・増加流量遮断値、使用時間遮断の制限時間)が自動的に決まります。 ●遮断設定値が決まった後に、ガスの使用が変化(増加、減少)した場合には、その後の消費パターンに合わせて再学習して、新たに遮断設定値を決めます。 ●遮断設定値の決定後、合計・増加流量や使用時間でガスを遮断した場合は、新たに学習を開始して消費者宅に合った遮断設定値を一定の範囲内において決めます。 |
2-1-1. 合計・増加流量遮断 TOP |
2-1-1-1. 合計流量遮断 |
ガス栓の誤開放やゴムホース抜けなど、異常な過流量があった場合、合計流量オーバーとして、ガスを遮断します。 次の場合、遮断しないことがあります。 @仮設定期間中(学習開始後3日間)のため、合計流量遮断が最大になっている場合。 A配管や燃料器接続のゴム管が長すぎるため、ゴム管はずれなどの異常があっても十分な流量が流れず合計流量遮断値に達しない場合。 無段階自動設定による合計流量遮断値 マイコンメータSは、各消費者宅のガス消費パターンに合わせて最適な合計流量の遮断値を上限値と下限値の間で無段階にきめ細やかに設定します。 |
2-1-1-2. 増加流量遮断 |
大型給湯器の同時使用やガス栓を誤解放した時など、ガスの使用が急激に増えたり異常な過流量があった場合、増加流量オーバーとして、ガスを遮断します。 次の場合、遮断しないことがあります。 @仮設定期間中(学習開始後3日間)のため、増加流量遮断値が最大になっている場合。 A配管や燃焼器接続のゴム管が長すぎるため、ゴム管はずれなどの異常があっても十分な流量が流れず増加流量遮断値に達しない場合。 無段階自動設定による増加流量遮断値 マイコンメータSは、合計流量の場合と同じく、各消費者宅のガス消費パターンに合わせて最適な増加流量の遮断値を上限値と下限値の間で無段階にきめ細やかに設定します。 |
2-1-2. 使用時間遮断 TOP |
ガス器具の消し忘れなど、マイコンメータSに設定されている使用時間をオーバーしてガスが使われた場合、ガスを遮断します。 ●自動設定機能で決まった使用時間遮断設定値を超えるガスの長時間使用があった場合遮断しますが、例外として、初期学習開始後3日間は使用時間遮断値が最大になっているために遮断しないことがあります。 ●ガスコンロ等をとろ火で使用した場合、消し忘れなどで異常に長い時間のガスが流れてもガスを遮断しないことがあります。 無段階自動設定による使用時間遮断値 マイコンメータSは、各消費者宅のガス消費パターンに合わせて最適な使用時間遮断値(制限時間)を各流量区分毎に上限値と下限値の間を無段階にきめ細やかに設定します。 |
2-1-3. 遮断されるまでの目安 TOP |
2-2.復帰安全確認中漏洩遮断 TOP | |
遮断弁の開操作後、器具栓やガス栓の閉め忘れなどメータより下流側の漏れが一定量以上あった場合、ガスを遮断する機能です。ガス漏れをチェックする時間(復帰安全確認中時間)は約1分間です。
注意 ●マイコンメータSの遮断弁は電気的な信号により弁開を行いますので、遮断弁開スイッチを押し続けても |
2-3. 感震器作動遮断 TOP | |
マイコンメータSは、感震器が内蔵されています。ガスを使用中に震度5相当以上の地震を感知した場合、ガスを遮断します。 ●感震器は、世界における代表的な地震4波、千葉県中部(袖ヶ浦)、伊豆大島近海、エルセントロ、タフトの地震波における震度5相当以上の地震で作動するように設計されています。 ●ガスを使用してない場合は、ガス流量確認遮断機能により遮断しません。 ●ガス使用中でも、口火程度のガス使用では、監視時間流量信号が入らない場合遮断しません。 |
2-4. 電池電圧低下遮断 TOP | |
電池電圧低下遮断機能とは、電池電圧低下の警告を開始したときから40日後にガスを遮断する機能です。 また、電池電圧低下の警告中に何らかの遮断事象が発生した場合は、電池電圧低下遮断となります。 ●電池電圧低下遮断は、遮断弁の開操作を行ってもガスは使用できません。 |
2-5. 流量式微少漏洩警告 TOP | |
メータより下流側に30日連続して微少なガスの流れがある場合、微少漏洩の疑いや口火の連続使用として警告表示します。 ●1時間に0.7L以上のガス流量が30日以上連続した場合に警告表示します。 ●警告表示はリセットするまで表示しつづけます。 ●警告表示中にガス遮断があった場合、マイコンメータSの表示はガス遮断理由に一時的に変わり、弁開操作後再び漏洩警告を継続表示します。 ●口火を連続して使用する設置先には「口火登録」が必要です。 |
2-6. 流量表示 TOP | |
ガス使用状態は流量の大きさに対応して2種類の炎マークで表示されます。 |
2-7. 圧力低下遮断 TOP | |
圧力センサが、ガス使用時または遮断弁復帰後にメータ内の圧力が0.588±0.392kPa(≒60±40mmH2O)以下の異常に低い圧力を検知した場合ガスを遮断します。 ●復帰安全確認中に圧力低下を検知した場合は、ガス流量に関係なく遮断します。 |
2-8. 漏洩検査 TOP | |
マイコンメータSに内蔵された圧力センサを利用して漏洩の有無の目安を判断することのできる機能です。 |
2-9. 遮断異常警告 TOP | |
遮断弁が閉じているのにガス流量があった場合、遮断弁の動作不良や遮断弁の閉不完全として警告を表示します。 |
2-10. ガス漏れ警報機作動遮断 TOP | |
マイコンメータSとガス漏れ警報器を警報器端子で接続し、警報器がガス漏れを検知した場合、ガスを遮断します。 ガス漏れ警報器をマイコンメータSと連動させるため設置する場合は、ガス漏れ警報器の取扱説明書に従って適切な場所に取付けて下さい。また、ガス漏れ警報器は、マイコンメータSとの適合をご確認の上、選定して下さい。 |
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